今日は福井県勝山市を訪問。
ここには古くから友人……というのもおこがましいのですが、とても懇意にさせていただいている創作仲間の先輩が暮らしています。
その先輩は平泉寺白山神社ゆかりの方で、子供向けの歴史小説なども執筆されています。
当ブログでも1月ぐらいに紹介させていただいたと思うのですが、その先輩が暮らしている平泉寺で、和田竜さんをゲストに迎えた「戦国歴旅フォーラム よみがえる中世都市~一乗谷と平泉寺~」が開催されるというではないですか!
ちょっともう古い感じもしますがPPAP風に、♪『忍びの国』~、平泉寺~、アーン! とくっついてしまったら、もうこれは何が何でも行くしかないと(笑)
フォーラムは勝山市教育会館1階ホールで行われました。
フォーラムの第一部では、「一乗谷朝倉氏遺跡と白山平泉寺 これまでとこれから」、そして「文化財を活かした地域づくり」の講演や対談があり、その後、小説『忍びの国』の朗読へ。
小説『忍びの国』は、勝山市を中心に活動している「劇団ドラゴン・ファミリー」の皆さんが朗読されました。
やっぱりプロの方が朗読されると迫力が違いますね!
『忍びの国』の中でも最も壮絶な戦の場面が再現されました。
無門の超人ぶりが凄まじい私の好きなシーンです。
朗読後には「中世都市 一乗谷と平泉寺、その魅力」をテーマに、先ほど講演を行った工学博士の西村幸夫さんと和田竜さんの対談が始まりました。
『忍びの国』に関する和田竜さんのトーク部分をメモしてまいりました。
【和田竜氏トーク】
・朗読されるのは嬉しいけれど、ものすごく恥ずかしい。
・劇団の方が信雄を、「のぶかつ」ではなくて「のぶお」と読み間違っていたことに対し、和田さんは「のぶお」という説もあるとフォロー。
・『忍びの国』は3〜4年のスパンで書いている。2〜3か月のことに絞って書くとダイジェスト感をなくすことができる。
・映画『忍びの国』は、もうほぼできている。スタッフ間の試写は来月ぐらいにある。
・原作者はある意味お客さん。スタッフが納得させなければならない。脚本家はスタッフの一員。その作業を自分がしている。
,原作者は「こいつはやだ」とは言えるが、「この人を使ってくれ」とは言えない。基本的にキャスティングはお任せ。
・質問コーナー「忍びの国は見てから読んだほうがいいか。読んでから見たほうがいいか?」
和田さん「正直どっちでも(笑)」
(そのあと、「う〜ん」と悩みまくる和田さん)
・映画を見てから読むほうがおすすめ。映画のほうが小説より情報量が少ない。映画は小説の短編2本分ぐらい。長編を映画にしようとすると6〜7時間かかる。映画を見てから本を読めばより深く知ることができる。
・質問コーナー「大野くんの無門役については?」
和田さん:最初に言われて「いいですよ」とOK。彼は運動神経がいいと聞いた。特報の大野くんの芝居は結構おもしろい。
フォーラム終了後、当日会場で関連書籍を購入すると先着50名に和田竜さんのサイン色紙がプレゼントされるということで……。
さっそく和田さんの作品の中で唯一未読だった『戦国時代の余談のよだん。』を買い、サイン色紙をもらいましたよ^^
アンケートにも答えて、『よみもの戦国ふくい史』という本と、講演でも紹介されていた歴史的な絵や、戦国武将の肖像画の印刷されたトランプをいただくことができました。
フォーラムが終わったあとに、私の先輩の車で平泉寺へ!
講演の中で、和田竜さんも昨日平泉寺に行ったと話されていました。
でも雪が積もっていて、有名な石畳や苔が見られなかった、と。
ご覧の通りです(^^;
私は久々に雪道を歩けて、これはこれで楽しかったです(笑)
時間があまりなかったので門まででしたが、行けると思ってなかったのでほんとに嬉しかったなあ……。
それから、この門のすぐそばのお茶屋さんで先輩とお話しました。
先輩に会えて、和田竜さんから『忍びの国』の話を聞けて、とってもいい旅でした♪