こんにちは。
昨日、小瀧望くんのミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』の観劇前に、東京国立美術館に行ってきました。
外観も内装も伝統を感じる建物は、その本館。
東博では現在、創立150年記念「未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―」展が長期にわたって行われています。
展示そのものは長期ですが、期間ごとに作品替えがこまめにあります。
伊藤若冲の『玄圃瑤華』を鑑賞できるのは、1月2日~1月29日まで。
若冲の木版画は、建物2階のこの案内から入って、順路に沿った奥に展示してあります。
東博の本館では、撮影禁止マークのある展示はもちろん写真はNG。
こちらの提示にはそのマークがありませんでした♪
人も少なかったので思う存分に写真撮っちゃった😊
『玄圃瑤華』全48図からは、「紫陽花」・「冬葵」・「石竹」・「梅花藻」・「未草」・「鶏頭」・「瓢箪」・「夾竹桃」・「薊」・「粟」・「蕪」・「鳳仙花」が展示されています。
こうしてモノクロの作品を見ると、若冲のデザイン能力の高さを改めて目の当たりにできます。
虫食いの黒丸が、まるで草間彌生ちゃんの水玉のように、絵にリズムを作っているのが見て取れます。
『若冲ミラクルワールド』第4回「黒の革命~水墨画の挑戦者~」では、この『玄圃瑤華』を再現する様子が紹介されていました。
東博の案内では「拓版画」という名称が使われていましたが、『若冲ミラクルワールド』では「正面摺り」という特殊な技法で制作された版画であると説明されていました。
皆さん、覚えていますか?
通常、木版画は版木自体に色を載せ、紙をそこに張り合わせ、上からこするため絵図は反転されます。
判子とかもそうですよね。
が、正面摺りの場合は、版木に紙を乗せたら、へらなどで紙を彫られた部分に押し込み、その凸凹を利用し、墨を含ませた布で紙を叩くようにして絵図を浮かび上がらせます。
絵図は反転されません。
メモ帳にボールペンで強く文字を書くと、その下の紙に跡が残りますが、鉛筆などで軽くこすっていくと、凹んだ部分の文字が白く残る……あれです。
この真っ黒い色を出すのがとても難しいと、『若冲ミラクルワールド』では説明がありました。
う~ん、『若冲ミラクルワールド』をまた見たくなってきちゃった😆
総合文化展のチケットは、東京国立博物館の門の横にあるチケット売り場にて購入します。
現在、予約はいりません。
1000円で本館を始め色々な展示を鑑賞可能です。
(ただし、特別展を観るためには別途料金と事前予約が必要。確か、その特別展のチケットが総合文化展のチケットを兼ねているので、特別展以外の展示も見られるはず)
一番最初に若冲の作品を鑑賞し、舞台の時間まで、私も時間の許す限り作品を鑑賞してきました♪
ミュージアムショップには埴輪ヌイがいっぱい(笑)
トーハクくんというキャラクターらしいです。
せっかくなので『玄圃瑤華』のハガキセットを購入♪
智くんも東博の展示を観られるといいのにな💙