こんにちは。
火曜、屋良っちのミュージカル『りんご』を夜に観劇する前、東博の「国宝展」を鑑賞してきました。
予約制のため入場時の行列はごく短くて、すぐに入館できました。
ただ、やっぱり館内は平日でも混んでいましたね。
それでも、ちゃんと作品を鑑賞できるぐらいの混み具合でした。
国宝は書画が多かったですが、私が目を引かれたのは螺鈿や蒔絵の細工物。
埴輪や銅鐸と言った出土品。
そして何と言っても刀剣です。
刀剣の展示には、東博が今回ゲーム『刀剣乱舞』とグッズコラボしていることもあってか、かなり力が入っていました。
薄暗い展示室の中、わずかなライトを浴び、刀が怪しく光るさまはとても美しかったです。
刀そのものだけでなく、その鋭さと刀鍛冶の技術がきらめきによって表現されていて、すごく良かった。
国宝以外には重要文化財も多数。
土偶や浮世絵、金剛力士像も。
国宝展は基本的に写真NGですが、撮影OKなコーナーがあり、そこにこの金剛力士像も設置されていました♪
私のお目当ての作品でもある酒井抱一の『夏秋草図屏風』も、じっくりと鑑賞することができましたよ😊
抱一は、旧暦だと文政11年11月29日(西暦1829年1月4日)が命日で、奇しくも11月29日に私も訪れたのでした。
伊藤若冲と酒井抱一は45歳差。
若冲が当時としてはかなり長生きだったので、二人は同じ時代を生きています。
酒井抱一の画風には、当時すでに名をはせていた若冲の影響も少なからず見られると言います。
ただ、抱一は若冲以上に尾形光琳をリスペクトしていたので、この作品は何と『風神雷神図屏風』の裏に描かているんです。
そのため、展示前期でないと『風神雷神図屏風』を目にすることはできないし、それを裏返した後期にならないと『夏秋草図屛風』を鑑賞できなかったの。
派手な金地に描かれている『風神雷神図屏風』に対し、『夏秋草図屛風』は落ち着いた銀地に描かれ、風雨にさらされた草花が表現されていました。
若冲同様に、抱一も動植物へと向けるまなざしが真摯です。
(↓こんな作品です)
東博へは上野駅で降りて、Googleマップを頼りに進んでいきました。
上野公園の木々が紅葉していてとても綺麗でした。
がっ、くちゃーい😬
たぶん落ちている銀杏のせい💦
大急ぎで通り過ぎて東京国立博物館へ。
東博には複数の建物があり、これは本館。
あ、国宝展はこっちか……。
違います!!
何でこんな紛らわしい看板立ててんだ、東博は!
この立派な建物は表慶館と言い、現在「150年後の国宝展」という紛らわしい名称の別の展示が行われています。
東博の敷地内なので、ほかのチケットを持っていればそのまま無料で鑑賞可能。
国宝展は平成館というこちらの建物で開催されています。
予約制のため、事前にネットでチケットを購入しないといけなかったのですが……。
そのときやけにサイトが重くて。
ま、嵐さんに関する諸々のチケット争奪戦で慣れているので、そこは焦らずつながるのを待っていました。
無事に購入できてホッとしていたら、あとから即日完売したと知りました😲
チケットはかなり入手困難なようですが、持っている方は楽しんでくださいね👍
銀杏と、建物の間違いに気をつけて(笑)
国宝展は今月11日まで開催されています。