こんばんは。
お昼に有楽町の日生劇場にて、小瀧望くん主演のミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』を観劇してきました。
2006年には『ビューティフル・ゲーム』というタイトルで、櫻井翔くんも主演している作品です。
小瀧くんが主演した今回の『ザ・ビューティフル・ゲーム』は、今日の公演は1本だけ。
ミュージカル初挑戦とのことでしたが堂々と座長を務めていました😊
舞台に立っていると自然に注目が集まるような役者さんだと思います。
小瀧くんと言うと『エレファント・マン』で杉村春子賞を獲得した通りストレートプレイに定評がありますよね。
でも、今回ミュージカルへと初挑戦したように、新しいことにもどんどんチャレンジして今後にもぜひ生かしてもらいたいです。
さて、ネタバレせず感想を書きたいと思うのですが、どうしたらいいものか……。
とてもデリケートな内容をはらむストーリーだからです。
物語の舞台は1960年代の北アイルランド。
カトリック派とプロテスタント派との宗派争いにより街は分断されつつありました。
さらには、IRA(アイルランド共和軍)がイギリス領からの北アイルランド独立を訴え、テロ活動を行うようになっていったのです。
そんな中、サッカー選手になることを夢見る主人公・ジョンは、メアリーとの愛を育んでいました。
しかし、次第に二人の間にも争いの影が伸び始めるのですーー。
平成や令和生まれの方々にはIRAと言ってもピンと来ないかもしれませんよね。
ちょうど私の生まれる数年前から、IRAのテロ活動がさらに激化。
私がまだ子供の頃には、連日のようにIRAのニュースが取り上げられていたのです。
IRAのテロ活動に停止宣言が出されたのが1994年。
そして北アイルランド和平合意が取り交わされたのが1998年と、嵐さんがデビューする前年。
本当に長い間、紛争が続いていました。
舞台の台詞でもありましたが、800年前から戦争している……と。
たぶんそれって、12世紀、イングランド王・ヘンリー2世がアイルランドに侵攻したことを言っているのだと思うけど。
こんな風に長い戦いと対立、お互いへの差別が続く中で、宗教とは何か、主人公がどんな選択をするのか問うような物語でした。
人生が大きく転化したとき、主人公・ジョンの性格がガラリと変わるところに小瀧くんの演技力が光っていました✨
小瀧望くん主演のミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』東京公演は、今月26日まで。
大阪公演は2月4日から13日まで行われます。
東京公演では当日券も出ています